読点かコンマか 

=04/11/10付で「外来語のカタカナ表記等について」のページに追加したものです=

「セットポジション」をはじめ諸ブログでもそうですが、私はくぎり符号に「,(コンマ)」ではなく「、(読点)」を用いています。これは私の身になじんでいるというだけの理由であって、とくに深い意味はありません。

私が縦書きより横書きに親しむようになったのは、たぶん中学時代だったと思われます。私は右利きです。縦書きの行は右から左に進んでいきますから、鉛筆を使うと手が汚れますし、ノートも汚くなります。横書きなら、書いたあとを自分でなぞることはありません。

当然のように、『スコアシート』も横書きでした。横書きにしたのは、当時私が使っていたワープロ専用機の標準設定が横書きだったという理由だけでなく、数字が頻出するために縦書きより横書きが好ましかったという理由もありました。

横書きの学術論文では「,」が用いられていること、とくに理系の場合は「。(句点)」も「.(ピリオド)」になっていることは知っていましたが、私には違和感がありました。横書きで手書きする場合にも、「、」と「。」を使っていましたので、『スコアシート』でも「、」「。」を採用しました。

一般的に横書きの公文書では「,」が用いられています。ところが、国や自治体のWebサイトは「、」が主流です。なにしろ「横書き場合はコンマを使え!」の言い出しっぺである文部科学省や内閣府のWebサイトでさえ「、」なのです。

まあ、私はページ内で統一されていれば、それでいいと考えています。いまさら「,」派に寝返る積極的な理由も見当たりませんので、このまま「、」を使います。

外部リンク
 DDT's Room>思考在り されど未だ終らず>横書き文の句読点について

意外なことに、1959年に当時の自治省が作成した「左横書き文書の作成要領」が「、」派であり、これに沿った規定を設けている自治体もあるそうです。このサイトの管理人様は「,」「。」派のようですが…。
2007/12/27(木)| 区切り符号 | コメント(0)

一・二塁/一、二塁 

走者が一塁と二塁にいるとき、「セットポジション」では走者「一・二塁」と中点(中黒)を用いて表記しています。日本語変換ソフトに「いちにるい」が「一・二塁」で変換されるように辞書登録しているのです。これはワープロ専用機を使っていた「スコアシート」時代からのいわば伝統です。

新聞各紙のWebサイトを調べてみました。

 朝日新聞「一、二塁」
 毎日新聞「一、二塁」
 読売新聞「一、二塁」
 産経新聞「一、二塁」
 日本経済新聞「一、二塁」
 東京新聞「一、二塁」
 日刊スポーツ「一、二塁」
 スポーツニッポン「一、二塁」
 スポーツ報知「一、二塁」
 サンケイスポーツ「一、二塁」
 東京中日スポーツ「一、二塁」
 北海道新聞「一、二塁」
 河北新報「一、二塁」
 西日本新聞「一、二塁」

このように、例外なく読点が使われています。まあ、容易に想像できることです。縦書きで「二・五キロ」とあれば「2.5キロ」のことですから、縦書きで「一・二塁」とすると「1.2塁」(いち てん に るい)になります。もちろん野球に「1.2塁」などあろうはずもないのですが…。

3人か4人を意味するときも「三、四人」です。「三・四人」ではありません。「三」も直接「人」にかかるときは読点が用いられるのが一般的です。したがって、新聞各紙の表記は原則どおりなのです。

「セットポジション」は野球に特化したサイトですから「一・二塁」と表記したところで、誰も「いちてんにるい」とは読まないでしょう。そんな読み方をするような人が来るところではありません。

むしろ、ここに中点を使うことで、文章全体は断然読みやすくなります。ほら。

 7回裏二死一、二塁、Aの中前安打で二塁走者Bが生還
 7回裏二死一・二塁、Aの中前安打で二塁走者Bが生還

というわけで、今後も「セットポジション」では「いちにるい」を「一・二塁」という具合に中点で区切ります。はい。
2007/10/08(月)| 区切り符号 | コメント(0)